ハワースの観光客とメイン・ストリート沿いの店

知らない土地を旅行するなら、有名な建物や飲食店だけでその街のことも知りたいとは思いませんか?ガイドブックに載っていないその街の姿を、そっとのぞいてみませんか?
イギリスのロンドンから電車で3時間のところハワースとい小さな村があります。この村はブロンテ姉妹という作家の姉妹が住んでいたことで知られています。この村の観光は何といっても彼女たちの暮らした家。今では博物館となっているその家を見ようと、イギリスだけでなく世界中から観光客が訪れます。この博物館はガイドブックにしっかりと載っていますが、ガイドブックが教えてくれるのはここまでです。
ハワースの村を訪れる観光客を見ていると、一般的な観光客がすることは3つです。ブロンテ博物館の見学、ムーアと呼ばれる村の裏手に広がる荒野の散策、村のメイン・ストリートでの買い物です。博物館を見学した人々がそろって、何もない荒野に向かう様子は見ているとおもしろいです。だって本当にムーアには何もないのですから。
村のメイン・ストリートに沿って並んでいる店の中には、古くからそこで商売をしている有名な店もあります。また多くの店がブロンテ姉妹にちなんだ名前をしていて、この村がブロンテ姉妹で村おこしをしているのが分かります。
またメイン・ストリートの店のたいていは、飲食店か雑貨店かアンティーク・ショップです。雑貨店といっても輸入品と思われるカラフルな飾り物を扱う店や、衣類や小物などかわいい小物を売る店など小さな違いはありますが、世界中のどこでも買える商品をわざわざブロンテ姉妹ハワースで買いたいとは思いませんよね。
驚かされるのはアンティーク・ショップの数です。小さなメイン・ストリートなのに、10軒近くもあるのではないでしょうか。聞くところによると今イギリスではアンティークが大ブームなのだそうです。50年くらい前に使われた物でもアンティークに入るということですが、日本人にはたった50年ほど前の物をアンティークというには抵抗を感じませんか?
ちなみにアンティークな商品でも、部屋に飾る置き物より洋服が人気のようでした。
このように観察しながら村や街を歩くのはいかがですか?忙しく動き回るのもいいですが、時にはその土地の本当の姿をゆっくり眺めてみませんか?